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AIが自動ログインを拒否する問題と、
その解決方法
AIに直接ログインさせる方法だけが、自動ログインの実現方法ではありません。
Claude Codeで業務の自動化を進めていると、意外なところでつまずくことがあります。
それが、Webサイトへの自動ログインです。
IDとパスワードを入力してログインするだけなのに、AIがセキュリティ上の理由で操作を拒否することがあります。
今回は、私が実際に試している自動ログインの方法を紹介します。
1. モデルが賢くなるほど、ログインを拒否することがある
AIモデルが賢くなると、セーフガード(安全対策)の範囲を広げたり、規約やルールを拡大解釈したりして、ログインフォームへのID・パスワード入力を拒否することがあります。
自分が管理しているアカウントなのに、AIがログイン操作を引き受けてくれない。
これでは業務の自動化が止まってしまいます。
モデルを下げてみる
私が試している方法の一つが、自動ログインの仕組みを作るときに、使用するAIモデルを下げることです。
上位モデルでは拒否された指示でも、下位モデルでは実行してくれる場合があります。
自動ログインの仕組みを構築するときは、モデルを下げて試すのが効果的です。
また、この記事はClaudeのデスクトップアプリを前提に書いていますが、CLI版(コマンド操作版)でセキュリティ関連の指示を出す方法もあります。
なぜかデスクトップ版では通らなかった指示が、CLI版では通る場合があります。
同じClaudeでも、利用環境によって結果が違うことがあるわけです。
2. AIに直接パスワードを入力させない
以前にも記事にしましたが、私が使っているのは、AIに直接パスワードを入力させる方法ではありません。
パスワードを入力する専用のプログラムを作って、そのプログラムをAIに操作させる方法です。
AIが直接ログインフォームにIDとパスワードを入力しようとすると拒否されることがあります。
そこで、パスワード入力を担当するツールを別に用意し、AIにはそのツールを使わせます。
こうすることで、自動ログインの仕組みを作れています。
パスワードツールを作るときにも工夫が必要
ただし、このパスワードツールを作る段階でも問題があります。
最初から「AIによる自動ログインに使用する」と目的を伝えてしまうと、AIがツールの作成自体を拒否する場合があるのです。
そこで、私は人間が使用することを前提としたパスワードツールとして作成しています。
ツールが完成したら、その後のログイン自動化の指示で、作成済みのパスワードツールを使うように伝えます。
すると、そのツールを利用した自動ログインの仕組みを作ってくれます。
直接AIにパスワードを入力させるのではなく、専用ツールを経由させるという方法です。
3. ログイン状態を維持する方法もある
もう一つ、ログインを自動化する方法があります。
それが、ログイン状態を維持する方法です。
Webサイトによっては、一度ログインすると、ブラウザを閉じてもログイン状態が保持されます。
翌日ブラウザを開いても、IDやパスワードを入力することなく、そのまま管理画面が表示されることがあります。
これは、サイトがログイン済みであることを示す情報を保存しているためです。
こうしたログイン状態を管理する仕組みを、セッションといいます。
最初の一度だけ人間がログインする
この仕組みを利用すれば、最初の一度だけ人間がログインして、その後はAIにログイン状態を保持させることができます。
ログイン状態が維持されていれば、AIは毎回IDやパスワードを入力する必要がありません。
つまり、結果として自動ログインと同じ状態を実現できます。
ただし、この方法には弱点があります。
何らかの理由でセッションが切れてしまうと、再びログインが必要になることです。
AIが自動で再ログインできる仕組みがなければ、また人間がログインしなければなりません。
4. どうしてもダメなら、ログインだけRPAに任せる
AIによる自動ログインがどうしてもうまくいかない場合は、ログイン部分だけRPAを使う方法もあります。
RPAは、パソコンで人間が行う操作を、あらかじめ決めた手順で自動実行する仕組みです。
ログインだけRPAに担当させて、ログイン後の業務はAIエージェントに任せる。
こうすれば、AIがログインを拒否しても、それ以降の業務を自動化できます。
ただ、私の場合は今のところ、何とかAIだけで自動ログインの仕組みを作れています。
5. 二段階認証はどうする?
ログインの自動化で、さらに問題になるのが二段階認証です。
IDとパスワードだけではなく、もう一つの方法で本人確認を求める仕組みです。
認証方法によって、自動化の難易度が変わります。
メールで認証コードが届く場合
これは比較的簡単です。
メールに届いた認証コードをAIが確認できるので、そのコードを使ってログイン処理を進められます。
メールをAIが読める環境であれば、特に問題ありません。
Google Authenticatorなどの認証アプリ
スマートフォンのアプリに、一定時間ごとに変わる認証コードが表示される方式です。
Google Authenticatorなどが代表的です。
この場合も、AndroidならAIがスマートフォンの画面を読み取る仕組みを作れるので、自動化が可能です。
つまり、メール認証だけでなく、スマートフォンアプリによる認証も自動化の対象にできます。
銀行などの物理ワンタイムパスワード
難しいのが、銀行などで使われる物理的なワンタイムパスワードの機器です。
特に、数字が表示される専用の機器を使うタイプです。
ただ、ボタンを押さなくても数字が常時表示されているタイプなら、自動化できるのではないかと考えています。
例えば、スマートフォンのカメラでその数字を読み取り、AIに認識させる方法です。
私はまだ実際に試したことはありませんが、カメラで数字を認識すること自体はAIにできるので、この方法なら二段階認証をクリアできそうです。
6. 自動ログインは、完全無人化のために必要な仕組み
AIエージェントで業務を自動化していても、ログインのたびに人間が操作しなければならないのでは、完全無人化は実現できません。
せっかく受注処理やデータ取得などを自動化しても、ログイン画面で止まってしまえば、そこで業務が中断します。
今回紹介した方法は、私が実際に自動ログインの仕組みを作る中で試してきたものです。
- AIモデルを下げて、ログインの仕組みを作る
- デスクトップ版で拒否されたら、CLI版でも試す
- パスワード入力用のプログラムを作り、AIに操作させる
- ログイン済みのセッションを維持する
- どうしても難しい場合は、ログイン部分だけRPAを使う
- 二段階認証も、認証方式に応じて自動化する
AIの進化によって自動化できる業務は増えていますが、一方でAI自身のセーフガードによって、以前はできていた操作が難しくなることもあります。
ただ、AIに直接ログインさせる方法だけが、自動ログインの実現方法ではありません。
ログインの方法を工夫することで、人間が毎回操作しなくても業務を継続できる仕組みを作れます。
私も、今のところはこうした方法を組み合わせながら、AIによる業務の完全無人化を進めています。
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