W EC AI WorksECの仕事を、AIで減らす。

読み物

Claude Code を動かすまで
(セットアップ手順)

AIに仕事を任せる第一歩、Claude Code を自分のパソコンで動かし、 さらに自分のサーバー(VPS)で公開できるところまでの手順です。 むずかしいコマンドを覚える必要はありません。

このページの考え方

手を動かすのは、最初のセットアップだけ。使えるようになったら、あとは Claude Code に頼みます。

ここでの方針は「人はできるだけ手を動かさない」です。 なので、この手順も“自分で全部やる”のではなく、 最初に Claude Code を使える状態まで人が用意し、そこから先は Claude Code にやらせるという形にしています。

先に、いちばん大事なこと ―「チャット」と「Code」は別物です

アプリを入れると、「チャット」と「Code」という別々の画面があります。 同じ見た目でも、できることがまったく違います。

CHAT / チャット

文章で答えるだけ

質問すると文章で返してくれます。ただし、あなたのパソコンのファイルを見たり、 ソフトを入れたりはできません。「こんにちは」に返事をするのはこちらです。

CODE / こちらを使う

実際に作業できる

パソコンのファイルを読み書きし、ソフトを入れ、サーバーの設定までできます。 このページでやることは、すべてこの「Code」の画面で行います。

切り替えは、画面の左上にあるタブで行います。「ホーム」側がふだんのチャット、 「Code」側が実際に作業できる画面です。

Claude デスクトップ版の左上にある「ホーム」と「Code」の切り替えタブ
左上の「ホーム/Code」タブで切り替えます。作業させるときは右の「Code」を選びます。

作業をしてほしいときは、必ず「Code」を開いてください。チャットにいくら頼んでも、実際の作業はしてくれません。

※ なぜ「VPS+データベース+PHP+AI」という構成をすすめるのかは、別の読み物 「なぜ『VPS+MySQL+PHP+AI』の構成をすすめるのか」で説明しています。 このページは、その環境を実際に用意する手順です。

全体像 ― 手を動かすのは最初だけ

やることは、大きく2つのゾーンに分かれます。

最初の1回だけ

あなたが手を動かすところ

アプリと Git(ギット)を入れ、サインインし、作業フォルダを1つ選んで「Code」を始める。 VPS(サーバー)を契約する。ここは、まだ Claude Code が使えなかったり、お金に関わったりするので、人がやります。

ここから先はずっと

Claude Code に頼むところ

最初の環境づくり、サーバーの設定、PHPやデータベースの用意、そして公開まで。 あなたは「こうして」と頼んで、返ってきた結果を確認してOKを出すだけです。

あなたが手を動かす Claude Code に頼む 1 使えるようにする アプリ・Git・フォルダ 2 最初の準備 Gitの初期設定など 3 VPSを契約する カード情報を入力する 4 VPSのセットアップ PHP・データベース 5 これで、ひととおり完成 「作る → 公開する」が一周まわる
人が手を動かすのは、まだ Claude Code が使えないところと、お金に関わるところ。それ以外は Claude Code に頼む。

1【自分の手で】Claude Code を使えるようにする

Claude Code がまだ無い段階なので、ここだけは人が手を動かします。順番にやります。

  1. Claude のデスクトップ版アプリをインストールする(Windows用)
  2. アプリにサインインして、左上の「Code」を開く(「ホーム」側のチャットではありません)
  3. Git(ギット)というソフトを入れる(次の項目で説明します)

Git(ギット)は、Code の案内に従って入れます。

「Code」で作業を始めようとすると、多くの場合 「Git が必要です」という案内が出ます。Code はこの Git が入っていないと、 パソコン上の作業を始められないためです。案内が出たら、そのリンクからダウンロードして入れてください。 一度きりの作業です。

※ もし案内が見当たらないときは、インターネットで「Git for Windows」と検索して、 公式サイトからダウンロードします。インストール中に選択肢がいくつか出ますが、 よく分からなければ、そのまま「次へ」で進めて大丈夫です。

Code に「担当フォルダ」を教える

Claude Code は、あなたのパソコンの中の「担当フォルダ」の中だけで作業します。 そして、Code は担当フォルダを決めないと使い始められません (作りたての Code に「フォルダを作って」と頼むことはできません。先にフォルダを選ぶ必要があるからです)。 なので、これは自分の手で用意します。とはいえ2つだけです。

  1. パソコンに作業用のフォルダを1つ作る(名前は「claude」など何でもOK。場所はドキュメントの中などで大丈夫)
  2. Code の入力欄のすぐ上にある「ローカル / フォルダ名 / +」から、そのフォルダを選ぶ(下の画像)
Claude Code の入力欄の上にある、担当フォルダの指定(ローカル/フォルダ名/+)
入力欄の上の「ローカル / フォルダ名 / +」が担当フォルダの指定です。 Code はこのフォルダの中を読み書きします。「+」を押せば、その場で新しいフォルダを作って選ぶこともできます。 (この画面は説明のため、実際の作業内容の一部を伏せています。)

担当フォルダを選べたら、試しにこう頼んでみましょう。

Claude Code にこう頼む

「このフォルダに、メモ用のテキストファイルを1つ作ってみて。」

フォルダの中にファイルが実際にできたら、Claude Code はちゃんと動いています。 (「こんにちは」の返事だけでは動作確認になりません。ファイルが“できる”ことが大事です。)

ここまで来たら準備完了です。ここから先は、基本ぜんぶ Claude Code に頼みます。

2【ここから丸投げ】最初の準備を Claude Code に頼む

プログラムを作る前に、いくつか下ごしらえが必要です。 ですが、あなたが自分で設定する必要はありません。 「Code」の画面で、次のように頼むだけです。

Claude Code にこう頼む

「担当フォルダの中を、あとで散らからないように整理のルールを作っておいて。」

Claude Code にこう頼む

「さっき入れた Git の初期設定(名前とメールの登録)をやっておいて。」

Claude Code にこう頼む

「パスワードやAPIキーのような秘密の情報を、うっかり外に出してしまわない設定を、先にしておいて。」

Claude Code が必要な設定をして、「終わりました」と報告してくれます。 中身が分からなくても大丈夫です。うまくいかなければ、そのまま 「エラーが出た」と伝えれば直してくれます。

※ 途中でWindowsから「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という確認が出ることがあります。 そのときだけ、あなたが「はい」を押してください。パスワードを入力する画面が出たときも同じで、そこは人が対応します。

3【自分の手で】VPS(サーバー)を契約する

次に、作ったものを24時間動かしておくためのサーバー(VPS)を用意します。 ここはクレジットカードの情報を入力するので、人がやります (お金に関わる操作は Claude Code に任せない、というのがここでの考え方です)。

おすすめのVPS(安くて使いやすい)

どこでも構いませんが、安くて使いやすく、情報も多いのは次の2つです。

おすすめ その1

さくらのVPS(料金・スペック)

国内で長く使われている定番。料金とプランは上のリンク先で見られます。

おすすめ その2

エックスサーバーVPS(料金)

同じく国内の定番。料金プランは上のリンク先で見られます。

どのプランを選べばいい?

迷ったら、いちばん小さくて安いプランでOKです。使っていて容量や性能が足りなくなったら、 あとから大きいプランに引っ越せます。そして、その引っ越しの面倒な作業も、 Claude Code がやってくれます(笑)。

ただし、最初から数百万件といった大量のデータを扱う予定がある方は、 それなりの性能のサーバーが必要です。自分がどのくらいのプランを選ぶべきかは、AIに相談してみてください。

AI(チャットでもOK)にこう聞く

「うちは○○(例:楽天とAmazonの売上を毎日ためて、過去3年・数百万件を分析したい)を考えています。さくらのVPSとエックスサーバーVPSなら、どのプランを選べばいい?」

VPSの契約でやることは、これだけです。

  1. VPSのサービスに申し込む
  2. 支払い情報(カードなど)を登録する
  3. 発行された「IPアドレス」と「最初のパスワード」を控えておく

※ この「IPアドレス」と「最初のパスワード」を、次のステップでそのまま Claude Code に渡します。 (渡した後は、パスワードを新しいものに変えるところまで Claude Code にやってもらえます。)

4【また丸投げ】VPSのセットアップを Claude Code に頼む

借りたばかりのVPSは、まだ何も入っていない“空の部屋”です。 ここに、Webページを表示する仕組みと、データを貯めておく仕組みを用意します。 これも、「Code」の画面で頼むだけです。

Claude Code にこう頼む

「さっき契約したVPSにつないで、安全に使うための最初の設定をして。IPアドレスは(控えた番号)、最初のパスワードは(控えたパスワード)です。」

Claude Code にこう頼む

「このサーバーに、Webサーバー・PHP・データベース(MySQL)をまとめて入れて、ちゃんと動くところまで確認しておいて。」

Claude Code にこう頼む

「ブラウザでこのサーバーを開いて、ページが表示されるか確認して。」

PHPとデータベース(MySQL)は、最初にまとめて入れておくのがコツです。 あとから足そうとすると「動くはずなのに動かない」でつまずきやすいので、この時点で一緒に入れてしまいます。

5これで、ひととおり完成

ここまでで、こういうことができる状態になりました。

  • パソコンで、Claude Code に頼んでプログラムを作れる
  • 作ったものを、自分のVPS(サーバー)に公開できる
  • サーバーは24時間動くので、あなたが寝ている間も処理を続けられる

これで「作る → 公開する」が、ひととおり自分の手元で一周まわる状態になりました。

あとは、やりたいことを Claude Code に伝えるだけです。 「毎朝、売上をまとめて教えて」「問い合わせを自動で分類して」といった仕事を、少しずつ足していけます。

いちばん大事なコツ ― 困ったら、スクショを撮って Code に聞く

進めていくと、必ずどこかで「エラーが出た」「意味の分からない画面が出た」「思ったとおりに動かない」 という場面に出会います。そこで止まらないための、いちばん効くコツがあります。

困ったら、その画面をスクリーンショット(スクショ)で撮って、Code に貼って聞く。

文章でうまく説明できなくても大丈夫です。Code は貼られた画面を読めるので、 何が起きているかを理解して、直し方を教えてくれたり、そのまま直してくれたりします。 たとえば「このファイルはほかのプログラムで使われています」のような よく分からないエラーでも、そのまま見せて聞けば大丈夫です。

「このファイルはほかのプログラムで使われています」というWindowsのエラー画面の例
たとえばこんな画面が出ても、慌てなくて大丈夫。スクショして Code に貼るだけで、 意味と対処を教えてくれます。

Claude Code にこう聞く(画面を貼って)

「この画面が出て、先に進めません。どうすればいい?」

※ Windowsでスクショを撮るには、キーボードの「Windowsキー + Shift + S」を同時に押します。 撮りたい範囲をマウスでドラッグして選び、そのまま Code の入力欄に貼り付け(Ctrl + V)ればOKです。

分からないことを一人で抱え込まず、「とりあえずスクショして聞く」。これが、いちばん詰まらずに進む習慣です。

人が手を動かす場面は、結局これだけ

このページ全体を通して、あなた自身がやることは次の4つに絞られます。

  • アプリと Git を入れ、サインインし、作業フォルダを1つ選んで「Code」を始める(最初の1回)
  • Windowsの許可(「はい」ボタン)が出たときに押す
  • VPSの契約で、カード情報を入力する
  • 電話番号やアプリでの本人確認、画像認証(私はロボットではありません、など)が出たとき

これ以外の“作業らしい作業”は、基本ぜんぶ Claude Code に頼めます。まずは、頼んでみてください。

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