W EC AI WorksECの仕事を、AIで減らす。

読み物

AIに自分のことを
知ってもらう

AIに自分のことを知ってもらうのは、かなり大事です。

仕事のことだけではありません。

経歴、性格、好きなもの、尊敬する人、趣味、考え方、過去の経験。

一見すると、仕事の回答には関係なさそうな情報も含めてです。

なぜなら、AIはそうした情報を単なるプロフィールとして持つだけではなく、

「この人はどういう人物なのか」

という理解に使い、回答にも反映するからです。

もちろん、

「こういう答え方をしてほしい」

「こういう方針で考えてほしい」

と明確に伝えたことが回答に強く反映されるのは当然です。

でも、それだけではありません。

自分では回答に関係ないと思っている情報まで、AIは人物像を理解する材料として使っています。

例えば、僕はストレングスファインダーの結果をAIに持たせています。

僕の上位資質には、

  • 最上志向
  • 原点思考
  • 親密性
  • 達成欲
  • 適応性

などがあります。

このうち、

最上志向については、

「合格点で終わらず、もう一段良くする提案をする」

原点思考については、

「そもそも何のためにやるのか、目的から考える」

というように、AIが回答に反映しています。

僕が、

「最上志向はこういう形で回答に使ってください」

と細かく指定したわけではありません。

AIが資質の意味を見て、

「この人への回答なら、こういう部分に反映できる」

と判断しています。

つまり、

性格に関する情報を与えるだけでも、AIの答え方は変わる。

これは結構大きいです。

もう一つ、面白い例があります。

僕が尊敬する経営者の一人に、ビンス・マクマホンがいます。

WWEを世界的なエンターテインメント企業に育てた人物です。

彼は単なる経営者ではありません。

自分自身が悪役としてリングに登場し、選手と抗争し、体を張り、自分自身もWWEという商品の一部になりました。

経営者が裏方に徹するのではなく、

自分自身が前線に出て、リスクを取る。

僕は、そういう姿勢に魅力を感じています。

AIも、

「僕がビンス・マクマホンを尊敬している」

ということを知っています。

そこで、

「それを知っていることで、僕への提案や回答に影響しますか?」

と聞いてみました。

すると、

提案の中身には、ほぼ直接影響させていない

という答えでした。

これも面白いところです。

僕は、

「ビンスの考え方は回答に使わないでください」

とは指示していません。

逆に、

「尊敬する経営者だから、その経営スタイルを僕への提案に反映してください」

とも言っていません。

AI自身が、

「尊敬している人物から、その人自身の経営判断まで決めつけるのは危険だ」

と判断していました。

確かに、

僕はビンス・マクマホンの、

経営者自身が前線に立つ姿勢は好きです。

でも、会社の仕組みづくりでは、

「人間の1クリックも無くしたい」

というくらい、人間が介在しない状態を目指しています。

つまり、

好きな人物像と、自分が実際に採用する経営スタイルは、必ずしも同じではありません。

AIは、そこまで含めて情報を使い分けています。

ここで大事なのは、

「ビンスの情報は役に立っていない」

ということではありません。

直接、

「経営提案をこうする」

という使い方はしていなくても、

僕がどういう人物に惹かれるのか、

どういう姿勢を格好いいと感じるのか、

どういう価値観を持っているのか。

そうした人物像の理解には使われています。

映画の好みも、漫画の好みも、スポーツの好みも、尊敬する人物も同じです。

一つ一つを見ると、

「仕事とは関係ない情報」

に見えるかもしれません。

でも、それらが積み重なると、

その人の価値観や考え方の輪郭が見えてくる。

AIは、その輪郭を持ったうえで回答するようになります。

映画の好み 漫画の好み スポーツの好み 尊敬する人物 一つ一つは「仕事とは関係ない情報」に見える 積み重なると その人の価値観や考え方の 輪郭が見えてくる AIは、その輪郭を持ったうえで回答する
一つ一つを見ると「仕事とは関係ない情報」に見える。でも、それらが積み重なると、その人の価値観や考え方の輪郭が見えてくる。

だから、

AIに自分のことを知ってもらうとき、

仕事に必要そうな情報だけを選ぶ必要はないと思っています。

むしろ、

「こんなことまで必要かな?」

と思うような情報も意味があります。

  • 何が好きなのか。
  • 何が嫌いなのか。
  • 誰を尊敬しているのか。
  • どんな作品が好きなのか。
  • 過去にどんな経験をしてきたのか。
  • 何に腹が立つのか。
  • 何に魅力を感じるのか。

そうした情報が増えるほど、

AIの中にある「自分」という人物像が立体的になっていきます。

ただし、AIは与えられた情報を全部、機械的に回答へ反映するわけではありません。

今回のビンス・マクマホンの例のように、

「これは人物理解には使うが、経営判断には直接使わない」

と判断することもあります。

逆に、

ストレングスファインダーのように、

こちらが細かく指定していなくても、回答の仕方に反映することもあります。

回答の仕方に反映する ストレングスファインダー こちらが細かく指定していなくても、 回答の仕方に反映する 人物理解に使う 尊敬している人物 人物理解には使うが、 経営判断には直接使わない
AIは与えられた情報を全部、機械的に回答へ反映するわけではない。回答の仕方に反映することもあれば、人物理解に使うこともある。

そして、もしAIの解釈が違っていたら、

「そこは違う」

「それはもっと反映してほしい」

「そこまでは影響させなくていい」

と伝えればいい。

そのやり取りを重ねるほど、

AIの中にある自分の人物像も修正されていきます。

だから、

AIに自分の情報を与えるのは、かなり大事です。

仕事のルールや会社の情報だけではありません。

自分自身の人物像、考え方、趣味嗜好、一見関係なさそうな情報まで含めてです。

それらは、直接回答に使われることもあれば、背景理解として使われることもあります。

でも、積み重なるほど、

AIは単に質問に答えるだけではなく、

「この人なら、どういう答えが合うのか」

を考えられるようになります。

そこが、自分専用AIを育てるうえで、かなり重要だと思っています。

AIに自分の文体を覚えさせた話を読む コンテンツ一覧へ

この記事は、いまのあなたに合っていましたか

ボタンについては、お名前を取っていません。同じ方が二重に数えられないようにするためだけに記録が残ります。

この記事について質問・感想を送る

いただいた内容は、確認したうえで記事の下に載せることがあります。お名前は取っていません。