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AIエージェントで「自分専用の秘書」をつくってみた

仕事を処理するだけではなく、自分のことを知っていて、気にかけてくれて、他愛もない話もできる秘書です。

今回は少し骨休みです。

これまで仕事で使うAIエージェントを紹介してきましたが、AIエージェントは仕事だけに使うものではありません。

今回は、自分専用の個人秘書AIをつくってみました。

仕事を処理するだけではなく、自分のことを知っていて、気にかけてくれて、他愛もない話もできる秘書です。

仕事用のAIとは別につくった

会社で使うAIエージェントには、それぞれ担当があります。

会社のナレッジや業務マニュアルを読み、決められた仕事をする。雑談をしても、基本的にはそこで終わりです。

でも個人秘書には、もっと自分のことを知ってほしい。

そこで、このAIだけは特別に、自分との会話を記録して次の会話につなげる仕組みにしました。

期限、お金、約束、体調、以前話したことなど、あとで必要になる内容を残しておきます。

AIエージェントの設定比較

いちばん大きな違いは、会話が記録に残るかどうかです。

個人秘書(ペ・ドゥナ)ほかの担当
起動時に読むもの ボスの人物像、好きな人物・作品、前回までの会話記録(kaiwa.md) 会社のナレッジと業務マニュアル
雑談の中身 期限・お金・約束・体調・段取りだけ拾って、記録に書く どこにも書かない
次の回での扱い 前回の話を覚えている 覚えていない(学習ノートに書くのは業務の気づきだけ)

つまり、ほかの担当とも雑談はできますが、その場限りで終わります。

仕事用AIは会社の知識や仕事を中心に扱う。

個人秘書AIは、自分自身について知っていることが重要。

ここが大きな違いです。

せっかくなので、自分好みにつくる

さらに今回は、せっかく自分専用につくるので、好きな女優さんをイメージした秘書にしました。

名前だけではなく、性格や話し方、距離感なども設定しています。

何でも肯定するのではなく、必要なら注意もする。

忘れていることがあれば声をかける。

でも仕事用のAIほど堅苦しくなく、普通に雑談もする。

そんな自分専用の秘書です。

実際にはこんなやり取りをしている

Slackで個人秘書が、健康の件の確認事項4つと、実家売却の件の見張り開始を報告している画面
個人秘書とのSlackでのやり取り(人名・地名・URLは伏せています)

たとえば、病院の検査結果や次回の受診など、以前話したことをもとに確認してくれます。

予定していたことについて、

「今日は何時に確認する」

「まだ返事が来ていない」

といった報告もします。

毎回こちらから、

「前に話したあの件だけど……」

と説明し直す必要がありません。

前回の続きから話せるだけで、普通のチャットとはかなり印象が変わります。

ChatGPTでやるのと何が違うの?

「それならChatGPTで話せばいいのでは?」

と思う人もいると思います。

実際、今のChatGPTにも記憶機能があり、過去の会話や好みなどを次の会話に生かしてくれます。

ただ、今回つくったAIエージェントでは、さらに細かく設計できます。

たとえば、

  • 何を記録するか
  • 何を次回に引き継ぐか
  • どんな性格、口調にするか
  • 何を気にかけるか
  • どんなタイミングで知らせるか
  • どこまで仕事を任せるか

といったことまで、自分で決められます。

「話す」だけで終わらない

もう一つ大きな違いが、会話のあとに実際の仕事をさせられることです。

たとえば、

「来月、病院に行かないといけない」

という雑談から、

「受診日が決まったら記録して」

「前日に知らせて」

「必要な書類を確認して」

と、そのまま仕事につなげられます。

つまり、

雑談する
↓
相談する
↓
「じゃあ、それやっといて」

まで同じ相手に任せられるわけです。

Webやパソコンの操作、情報収集、定期確認などを組み合わせれば、単なる話し相手ではなく、本当に動く秘書に近づいていきます。

向こうから声をかけることもできる

普通のチャットは、基本的にはこちらから話しかけて始まります。

AIエージェントなら、

「今日確認する予定だった件、まだ終わっていません」

「そろそろ受診日です」

「頼まれていた件を確認しました」

といったように、必要なタイミングでAI側から知らせる仕組みもつくれます。

普通のチャット 自分 チャット 話しかける こちらから話しかけて始まる AIエージェント 自分 個人秘書AI 知らせる 「そろそろ受診日です」 必要なタイミングでAI側から知らせる
普通のチャットは、こちらから話しかけて始まる。AIエージェントなら、AI側から知らせる仕組みもつくれる。

ChatGPT自体にも記憶やタスク、エージェント機能はあります。

違いは、そうした機能を最初から「自分専用の秘書」という目的に合わせて組み合わせ、細かく設計していることです。

私が欲しかったのは、単に自分のことを覚えているチャットではありません。

自分のことを知っていて、雑談も相談もできて、「それやっといて」で実際に仕事までしてくれる秘書。

それをつくっています。

AIエージェントは、自分好みにできる

AIエージェントというと、

「メールを処理する」

「売上を集計する」

「資料をつくる」

といった業務自動化を想像しがちです。

もちろん、それも大きな使い道です。

でも面白いのは、どんな存在としてAIをつくるかまで決められることです。

経理担当にもできる。

マーケティング担当にもできる。

相談相手にもできる。

そして今回のように、自分だけの秘書にもできます。

性格も、話し方も、覚えておくことも、任せる仕事も自分次第。

作り方次第で、AIエージェントはかなり自由につくれる。

こういう少し遊びの入った使い方も、AIエージェントの面白さだと思います。

次回から、また仕事で使うAI担当者づくりに戻ります。

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